あかい午後の備忘録

2次元からその半分先まで好き勝手。

テニミュを見に行ってまいりました

テニミュ 3rd VS立海戦を見に行ってきたので感想をば。


しれっと。書き始める。要らぬ身の上話長いです。

色々と拗らせやすい年齢の頃に青学三代目に転がり落ちたものの、お小遣いの状況と東京って遠くない??という神奈川のど田舎住みで見に行くことはついぞ叶わず早10年。見に行こうかな〜と思ったきっかけは日テレプラスでやっていたミュージカルテニスの王子様2ndシーズンの放送でした。圭ちゃんたち三代目が卒業してからは一年ほどでテニミュからは離れていたから、時々噂でちらりと聞くことはあってもテニミュまだやってるんだなあくらいで、試しに見てみるには少し高いテニミュのDVDにレンタルという選択肢がない現在、興味を持ったものの観劇までのステップはなかなか遠い。

全くどうでもいいが当方声オタからの駆け出しのジャニオタ野郎なのでお金がそんなにないし、TDCを使うグループもあるようだけど東京ドーム周辺とか東京23区内とか足を踏み入れないから超アウェーだし客層もよくわからんしなんなら俳優さんはとても若いし可愛いけど三代目の時のように知っている顔がいらっしゃるわけでもない。気軽に誘ってくれる友人はそもそも友人自体がいないので残念ながらチケットの取り方から会場のノリ、今どこの公演をやってるかという超初歩の初歩から調べるしかないのです。

じゃあ行くなやって話なんですが、日テレプラスで見た2ndの青学がとてもかっこよくて、初代からちらほらと映像だけど見てきたテニミュの世界が猛烈に懐かしくなってきたというのが見に行きたくなった一番の理由。あとは今やっている公演がちょうどわたしが大好きだった青学vs立海、三代目青学の卒業公演となった関東大会の決勝だと知ったから。曲はいくつか新しくなっているとのことでしたが、話としても好きな対戦だしこういう偶然というか運命的な感覚の時は行くに限る。それがわたしがジャニヲタで培ったフットワークの軽さというよきところです(知らんがな)。

チケットを買い、当時個人的テニミュブーム時に巻き込んでいた母親を再び巻き込み目指すは水道橋。正直TDCホールってどこにあるのか初心者にはわかりづらいっす!至る所に東京ドームシティ!と貼ってあって「えっドームシティってもしかしてここ全体のことを指すの??」みたいな超お上りさんでした。迷子になったのをいいことにジャンプショップ入ったり期間限定のさくらちゃんショップ入ったり楽しかったけど。星の杖売っててつい買いそうになるオタク。いかんいかん今日の目的はさくらちゃんかわいいけどそうじゃない。


地図を落ち着いて見るとTDCホールの入り口は東京ドームホテルの横くらいにありました。地下に広がっているホールなので、ぱっと見はあれだけの階層がある箱には見えないのが面白い。ジャニーズでも使っているグループはちらほらあるようですが、わたしは行ったことがない…。初めての場所って楽しい。楽しいけど、圧倒的方向音痴を発揮して階段が閉鎖されててこれどっから降りるの?? 現場内迷子という初の経験でした。地下だから明るさはあまりないけど、シンプルできれいなところだな〜という印象。1バル2バルのサブセンターあたりは高さがしっかりあって見やすそうだなあと途中試しに見てみながらなんとか一番下へ。開演30分前は切ってたけど恐怖のお手洗い列は全くなく、幕間は並ぶんだろうけど始まる前はそうでもない感じ??たまたまなのかわからないけど直前に行っておきたい身としては嬉しかった。

アリーナはクラス写真とか撮る時の台(めちゃくちゃ後ろに長い)のようだ……という印象でしたが、事前にパイプ椅子だとかお尻痛くなる!とか聞いていたのでどんなんだよと思ってた椅子は比較的ちゃんとした椅子でした(ただお尻痛くなる!の真髄を知ったのは二幕からでした…まだこの時は痛みを知らぬわたし)。テニミュではアリーナの段差が三段ずつで段差列じゃないと見えないよ〜と聞いていたのですが、今回の関東立海は二段ずつ段差があった(奇数列であれば見やすい)し、ありがたくもちょうど入れたのは段差列でございました。段差列じゃないからといって全く見えないとは言いませんが、前の人が大きかったりしたら死角もそりゃ出てくるだろうし、段差列といっても段差は手のひらくらいだから15センチあるかないかくらいだったので段差列といえど見えないこともあるかと思うので、すべては運次第でありますが、アリーナは基本的に見上げる感じで見るし、顔とかまで全く被るとかになったらつらいな……と運任せな席の恐怖をちらほらと感じておりました!

だがしかしはじめてのテニミュ観劇の記憶に人の後頭部だけを残してしまうのはあまりに惜しい……、しかも普段一人だからがっかりしたら一人でがっかりするだけだけど、同行者がいるとめちゃくちゃに席には拘りたくなる…いやどうしようもないんだけど。


以下内容感想。

・とにかくみんな歌が上手い。三代目がところどころあれだったとか初代立海がところどころあれだったとかは言わないけど1st立海戦はなんというかそれも微笑ましいみたいなところもあったから、すべてのメンバーにおいて試合で動き回り疲労のなかあれだけのクオリティを保つ凄さ。やばい。優秀すぎてやばい。早々に語彙を失う。

・幸村様美しすぎる。

・不二様麗しすぎる。女の子かと思った。

不動峰が背景に映し出されてバスバス負けちゃうの不動峰…(´;ω;`)ってなるけど背景綺麗すぎるし、選手を背景に投影して試合する演出にぽかーんとなってしまって浦島太郎感すごかった笑。今日日のテニミュはハイテクだなあ。 

・赤也にボールを膝に当てられて吹っ飛ぶリョーマの動きがすごい。個人的に重い打球を打ち返せなくてラケットを飛ばしてしまう芝居が重要無形文化財に登録したいくらい好きなんですが、リョーマの膝打たれからのびたーん!みたいな動きはそれに並ぶすごさだった。飛びながら膝を引き倒れこむみたいな……おばちゃんが真似したら一回で骨折だぜ…みたいな超無駄な心配しました。

・ジャッカルが試合中にラケットを客席に飛ばしてしまうアクシデントがあったのですが、一瞬の迷いもなく舞台から飛び降りて超速で階段を駆け上がりディフェンスに戻ったのかっこよすぎた。普通「あっ」とか顔に出ちゃいそうだけど演出の一部かと思うくらいさっと降りてきたんですよ……show must go onの精神を感じた。

・ジャッカルは本当にジャッカルというか、そんなに人って走れるの?っていうくらいのスーパーディフェンスで、さすが四つの肺を持つ男……ジャッカルすごかった。

・ブン太の曲かわいい。ブンちゃん比較的お天気な感じでかわいかった。

・これもう今更なんですけどちゃんとここって時にプーってガム膨らませられるのすごいよねブンちゃん。

・這い上がれ海堂やばい。生で聞けたの超嬉しかった。

・這い上がれ海堂を左目で見ながら右目で柳に「ちょっと外しますね」みたいなことを言って退出する柳生を見てたけど物理的に無理だったので巻き戻してもう一度見たい。

・タイトルわからないんだけど這い上がれ海堂のアンサーソングっていうか薫ちゃんが桃ちゃんに歌う曲が追加になっててすごいよかった。同学年ライバル最高。

・薫ちゃん鼻筋すごい通ってる。

・最後ブンちゃんの必死なディフェンス参加からの海堂桃城どうにか打ち返す、がネットに…!の一連の流れが淀みなくはらはらする展開になっててわかりやすかったし結果がわかってても手に汗握った。

・最後ジャッカルとブンちゃんがパワーリスト外して海堂桃城を讃えるところすごいよかった(語彙力)。言葉が見つからないんだけど、表情とか動きとか、特に終始あまり本気を見せてないようなブンちゃんが心からお前らすごいなって思ってパワーリスト外してるんだなあっていうのがじわじわ伝わってくるんだよ…!すごいよ…!(語彙力) 

・D2最高。

・そしてゴールデンペア。めっちゃゴールデンペア。菊丸かわいいし大石は人のいい感じ伝わってくる。

・大石のテリトリー!やってくれてありがとう!!大石のテリトリー大好き!!

・大石のテリトリーが嬉しすぎて懐古BBA泣き出す。

・菊丸バズーカが本当にバズーカ(スピード的に)ですげえ……と静かに感動。

・菊丸のアクロバットとスピードってミュージカルだとなかなか難しいし台詞的言いながらだとゆっくりめでやることもあると思うんですが、早い時はびしっと決めててかっこよかった。

・小さい大石きた!かわいい!こりゃ大変!!

・仁王柳生は二人揃って美しい。

・仁王になってる柳生が眼鏡なしでもかわいくてどの代でも思うけど入れ替わってもちゃんと成立してるのすごい。

・イリュージョンに魅入ってしまう。ペテン師無くなってたけど新曲かっこえー!

・出てきた花をちょっと戸惑いながら受け取る不二様がかわいらしい。

・着替えのところとかどうなってるんだろう……ジャッカルの仁王ウィッグが全然違和感なくて仁王かと思った。

・ここらでなんとなくだけど三人トリオの出番がいい意味で減った気がすると気付いた。初代から三代目くらいのわたしが見ていた頃に比べて、応援に徹している感じ。三人トリオはかわいいし好きなんだけど、あんまり関係なく出てくると物語の流れを止めてしまうこともあるから、今回くらいの出番がちょうどよかったな〜。タカさんと一緒にベンチワークで輝いていたところもよく見えてたし可愛かった。

・エア応援めっちゃ大変だと思うけどベンチメンバー光ってたぞ!!(誰目線)

・もう迷いはないの真田幸村。歌が上手すぎる。完成されている。幸村様は上手すぎてなんというか神の領域。美しいし歌は上手いし幸村そのものというかあの某王子のふんわりめな幸村が記憶にある身としてはきりっとした幸村の立ち居振る舞いとそれでいて時折見せる柔和な微笑みに「幸村が過ぎる」みたいな謎の感想を抱きました。確かにそこに幸村がいた。王子ごめんね。王子も好きです。

・真田とのハモリがすごすぎるが星空の広がる緩い坂道を上っていくのはやめてくれ。俺は行くよってどこに行くのーー!!幸村様ー!!帰ってきてーー!!ってなるから。

・あとさあ……幸村様のお布団磔は事前に聞いていたのでなんとか耐えられましたがあれ演出つけた時に誰も「おかしくない??」って言わなかったのか。おかしいだろ!!あんなお布団の被り方おかしいし立海よく笑わないね!?と妙な心配をしてしまう。とはいえ次の瞬間立海ジャージで君臨する幸村様にもう何も言えない。美しい。

・S3はさすがの一言。参謀も教授も完璧でした。

・そして子蓮二。かわいすぎる。子貞治もかわいい。子蓮二は完全にコケスィ。

・4年と2ヶ月と15日が天使が舞い降りてきそうな曲になってた。

・乾の必死感がすごい。

・柳が「なんだこれは。お前の4年と2ヶ月と15日はこんなものか。……あまり失望させるな(台詞うろ覚えすまぬ)」と言うところ、心から以前のパートナーとの対戦を楽しみにしていたし、それが蓋を開けてみれば思っていたのと違う、データテニスを捨ててがむしゃらさだけで向かってくる無様な姿を見せられてがっかり……みたいな柳の乾への期待と失望がめちゃくちゃに台詞に込められててズドンときた。私情を挟みすぎたなと真田に言われて何も柳は言い返さないし、もちろん馴染みだからといって容赦をしたわけじゃないけど、柳はこの試合に勝ち負け以上に乾と対戦する楽しみみたいなものを持っていたんだなって、一言の重みがすごくて、……そういう柳がそこにいるんだ!!って感じがしました。

・対して乾も勿論柳との対戦を楽しみにしてるんだけど、楽しみ以上にこの試合の乾は執念がすごい。親しかった柳が何も言わずに引っ越してしまった寂しさ、辛さ、それを途中までで終わってしまった試合で昇華させるというか、成仏させようとしているような、青学の勝ちへのがむしゃらさと同じくらい、柳への想いが強すぎるなと。そりゃ天使も降りてくるわ。

・だってそんな前の試合展開覚えてるってすごくないか。しかもこの大事な時に再現する執着ぶり。台詞もストーリーももちろん原作通りなのに、テニミュの舞台で見てはじめて乾の執着心を本人の中に見た気がする。

・必死の乾先輩にグッドラックする青学メンバーかわいい。リョーマはノールック。薫ちゃんは控えめグッドラック。かわいい。

・負けた柳への鉄拳制裁を止めるべく。赤也がだいぶ前からちらちら見ながらスタンばってるのかわええ。

・不二様はかわいい。髪さらさらだし穏やかな物腰でやはり不二様がそこにいらした。

・るびー、いず、れっど!れっど、いず、まいからー!(発音がひらがな)

・ジャッカルブンちゃんはちゃんとひずからーと歌う。

・事前に聞いてたけど赤也かわいいなー!

・後ろの映像効果で不二様のトリプルカウンターが更にかっこよく再現されてて素晴らしかった。

・勝ちに執着する男のところは1stの時と歌詞は同じなのにメロディが変わっててめちゃくちゃ混乱した。2ndの時もそうだったのか……??

リョーマは赤也との試合のシーンに戻ったり部長との高架下に戻ったり忙しい。

・高架下の背景が映し出されて、リョーマ視点で見ているかのように動くのでここでも浦島太郎気分。 

・ぜんぜん皆さん見慣れてるんでしょうがいちいちすごいすごい思ってた。

・部長の私服がおしゃれになってた。

・ストーリー関係ないんだけどS1始まったあたりでこちらも始まるお尻への激痛。この辺りで来るかーと思いつつ、アリーナ勢は暗転の時になんとなく迷惑にならないように動いてたからめっちゃ共感。めっちゃ痛い。こんなに痛いのは赤坂レッドシアターぶりだ(知らんがな)。

・なんとか痛みに耐えつつ見てるけど風林火山の強さも上がってる感じ。

・お前は林ー!

・無我の境地を真田が発動して「まさか副部長俺のために…?」と出てきた赤也をばっさり切り捨てる真田。ツンデレか。いやもちろん赤也のためだけではないと思うけど、そんな真田副部長の言葉を心に刺してしょんぼり肩を落としている赤也の背中が可愛すぎた。

・なんだかんだいって副部長は君のこと大事に思ってるよ!!(誰目線)と赤也に伝えたい客だった……。

・にちかちゃんは変声期…??どうしても声ががっさがさになっちゃうところがあって、ただ全然気にしないんだよ!!本人は俺がリョーマなんだから!っていう良い意味で自信に満ち溢れていて、見ていて気持ちよかった。

クールドライブの難易度上がってた……よくあんなに動いたあと駆け上がって打てるなあ…。

・準優勝と優勝のアナウンスで立海と青学がそれぞれありがとうございました!って半分キャスト半分役として言うのぶわわわって感動した。

・素人なので!!振り曲の振りがわからず!!あやふやに真似してたんだけどなにあれみんな踊れるの?!私が見てた時あんなんなかったよ!!という動揺。

・じゃぴんあーっじゃぴんあーっハイタッチ!してた時とは違うなあ。

YouTube先輩に公式が振り動画を上げてくれていたのを帰ってから知りました(まじか)。初見にも優しい。気づかなんだが。

・そしてそして。ろっかーーーっく!!かわいい!!!

・六角は1stの時にも大好きだったんだけど3rdもめっっっちゃかわいい!!優しさに溢れててとてもよいチーム。

・木更津くんが鬼好きだったので加藤さんと比べてしまうかと思いきや3rd佐藤さんも木更津くんそのもの。さらさらの髪を手遊ぶ感じも亮くんがそこにいる。超かわいい。

・剣太郎もとても素直な子。日替わり六角は「誰かと入れ替わってみたい!僕と入れ替わってくれる人は一歩前に出て!」という剣太郎に対して六角みんな後ろに下がる→髪いじってて気がつかなかった亮くんだけ前に取り残される→剣太郎に「えー亮くんはやだ('◉⌓◉’)」と言われる流れが秀逸で面白かった。しかもこうやったら入れ替われるよとインチキを教える亮くんに言われるがままにする剣太郎……とはいえ全員で置いていこうとすると「それはかわいそうだ」と止めてあげる優しさがある、これぞ六角という感じでした。

・クスクスクスクス

・サエさんもかっこいい。超優男感。

・六角最高也。

・どの角度から見ても亮くんの表情が見えない。最高。

シャバダバダビデダビデらしくてよかったけど、バネダビもかわいかった。でもバネダビめっっちゃ言いづら!

・六角戦もめっちゃ見たくなった。買うわ。


総括:テニミュ最高


思ってたより感想長くなって自分でも引いてるんですが、テニミュの展開も私が知ってる時とは違っていろいろバリエーション豊富だなあと帰ってきてからちらほら調べて感心するばかりです。

がっつり追いかけることはできないけど、たまにちらっと見させてもらいたいなあ。

今回は懐古BBA全開でしたがやはり自分の大事にしてた作品がこうして続いていてくれることがとても嬉しかったし、これからがとても楽しみ。


最後に。部長お誕生日おめでとう。